ロジカルシンキング

たった 140文字で「売れるための文章」を書く方法

売れる140文字 という 限られた文字数 で広告を書く時の文章の組み立て方

【売れる140文字】が見つからない為に、なんと、布団を買うのに2年も悩んでしまいました。昨年の秋、事務所で寝泊まりすることがあり、布団を事務所に引っ越したのです。

そして、自宅では新しい布団を買おうと思っていました。

しかし、去年はなかなか気にいる布団が見つからず、毛布一枚で越冬したのですよ!

今年こそはと、ネットを散策してやっと見つけて、購入することが出来ました。

 

しかしそれは・・・・

 

売れる140文字ではなく、欲しいものが入手出来ない140文字だった!

Hoxmoが探していたのは、暖かくて重い布団です。

重い?と思われるかもしれませんが・・・

 

最近では「羽毛◯◯%で超軽い!
という布団はいくらでも見つかりますが、

重量感がある温かい掛け布団!
と言うのは一切見付けることは出来ませんよね。

寝相の悪いHoxmoは軽い布団はじっとして寝ていることが出来ないからです。

そして「軽い!」と書かれていない広告を発見し購入したわけです・・・
布団を買うプロなんて聞いたことないですし、
頻繁に布団を買っているので、商品選定に慣れている人も少ないでしょう。

布団を買う人は、あまり知識がない素人なのです。

 

・結論を表記した直列法のロジックでは話が解らない

さて、皆さんが物を買うときに、
前提となるルール(ある判断基準)を持って、商品を探すのではないかと思います。

今回目にした広告は、

「羽毛を30%増量」

「オゾン効果で羽毛を防菌防臭」

というようなもので、短絡的に結論をうたっている場合が多くあります。

ECサイトなどの限られた広告掲載範囲では仕方ないのでしょうが、
これでは判断基準が分かりませんよね。

30%増量した判断基準はなにか?

どの程度の羽毛量ならどのくらい温かいのか?重さは?

羽毛を防菌防臭?って羽毛は臭くて菌があるものなの?

・・・など、疑問が出てくるばかりです。

これは、結論を表記した直列法(演繹法)のロジックですが、
これでは布団に詳しくない人には、何の事かわかりません。

 

・結論を話すなら、関連づく理由を先に話す事が大事

Hoxmoは布団に詳しくないですので、例えば(想像)です。

基準として、理由には次のことがあるのではないでしょうか。

「何を比較に30%増量した?」

「現在売られている布団の羽毛の量はどのくらいか?

「増量してどのくらい重くなったのか?」

「羽毛は生き物からとれているので独特の臭がする?」

「今まで羽毛の臭いが気になっていた?」

「羽毛にはバイ菌がいる?」

などの理由を話した上で、結論に結びつけてほしいものです。

 

 

・他人に伝える為には、並列的に理由を述べて結論を話す

まず、伝わる話をするためには理由や原因を述べてから結論に至る必要があります。

布団に詳しいわけではないので、ここからも想像の話で事実とは異なるかもしれませんが、話の作り方という意味で読んでください。

元の広告文は以下のものでした。(直列の話し方例)

「羽毛を30%増量し、さらに暖かくなり、価格は据え置きで今なら送料無料です」

「オゾン効果で羽毛を防菌防臭した掛け布団を、今だけポイント10倍でお届けします」

では、理由と原因を(想像で)加えてみましょう。

「最も温かいと言われているダウンの率を、当社製品と比較して30%も増量た、更に軽く暖かい掛け布団です」

「動物から取られている羽毛には、独特の匂いや菌が潜んでいましたが、当社独自のオゾン処理でその気になる匂いの原因と成る菌を90%カットした安心して使える掛け布団です」

理由や原因を加えるわけですから、言葉は長くなってしまいますが、
布団に詳しくない消費者にも、

「どのような原因でどういう問題があったものが、何によって改善されたのか」
という、組み立て方で、より伝わるのではないでしょうか?

また、

 

言い回し

「羽毛なのに暖かくない」
「独特の匂いが気になる」
「動物独特の菌が心配で気になる」

などの問題点を当社独自の製法により、すべて解消しました!

というような言い回しでも理解しやすいかもしれませんね。

 

 

・限られた文字数で相手が知りたい事を確実に伝える

ここで、気にして欲しいのは、「自分が言いたい事」ではなく「相手が知りたい事」です。

元々の広告も、表示する範囲や文字数などの問題で「価格のメリット」や「ポイント付与のメリット」「送料無料のメリット」を押し出しているわけですから、目的としてはとして悪いわけでないと思います。

「いいものを安く買う」とか「ポイントでお得な買い物をする」人にとっては効果的な文章かもしれませんが、ターゲットがそこに絞られてしまいます。

短い文章で情報伝える代表的なものに、TwitterというSNSサービスが多く使われていますね。

Hoxmoが前述した、広告文の例で80文字ですから、まだ60文字は使えます。

そこに販売ページのURLを差し込むとしても、まだポイントや価格の話をする文字数は残っています。

・相手が求めている情報を、短文で伝えるという基準が140文字という考え方

もちろんTwitterは広告をする為のサービスではありません!

しかし、「短い文章で情報を伝える」という代表的なものなので、

140文字に収めるという考え方をしてみましょうと言うことです。

 

つまり、相手が求めている情報を、短文で伝えるという基準が140文字だと考えてみる事にします。

 

=例138文字=

羽毛布団の気になる問題を解消!布団に潜んでいた独特の匂いや菌を当社独自のオゾン処理で90%カットに成功!最も温かいと言われているダウンの量を、当社製品比30%も増量!更に軽く暖かい安心な掛け布団を20%割引、ポイント10倍でお届け!

 

言葉の組み立て方ひとつで、限られた文字数でも、相手が知りたい(相手にメリットの有る情報)は多く組み込むことが出来ます。

 

相手が問題と思ってる事を提示する→解決策を伝える→相手のメリットを伝える
という直列の流れで、

問題点、解決策、メリットを出来るだけ複数うたう(ターゲットを広げる)
各ブロックごとに並列に述べていく事で、短い文章で多くの情報を盛り込むことが出来るのです。

 

今回は140文字という短い文章で「相手がほしい情報」を詰め込む方法でしたが、文字数が多くなる場合、最後まで読んでもらう手法も取り入れていかなくてはいけません。

 

文字数に余裕があるブログなどの文章の組み立て方についても、考えていかなければいけませんね。

 

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